こんにちは、YASUです。
ついつい、タイトルが過激になってしまいましたw
「環境問題」というのは科学だけでなく、
政治、経済、外交、ビジネス、イデオロギーなどが
複雑に絡み合う難しいテーマです。
なので、このブログで取り扱うべきかどうか迷いましたが、
欧米人と付き合っていく上では避けては通れないテーマだと思うので、
私なりに意見を述べていきます。
正直、この問題に関して言いたいことは山ほどありますが、
長くならないようにできるだけ内容を絞ってお伝えしたいと思います。
場合によっては別の記事で続編を書くかもしれません。
ここ数年、
「サステイナビリティ(持続可能性)」
「SDGs」
「再生可能エネルギー」
「地球温暖化」
「気候変動」
このような用語を耳にすることが増えたのではないでしょうか?
書店では環境問題に関連した書籍をよく見かけますし、
ネットを見ても環境に対する意識が世界的に高まっていると感じられます。
まあ、非常にシンプルな言い方をすると、
「環境破壊は良くない」
「みんなの地球を守ろう」
ということですよね。
そりゃもちろん、私も賛成です。
というか、
「積極的に環境を破壊したい!」
と思っている人などいるでしょうか?
一人ひとりが環境保護を意識して生活することは
重要だとは思います。
しかし、あまりにも表面的で、
視野の狭い、(自称)環境活動家のせいで
苦しんでいる人たちもいます。
昨今の環境意識の高まりは欧米主導によるものです。
特に、西ヨーロッパとアメリカ西海岸(特にカリフォルニア)
のリベラルの人たちですね。
アメリカでいうと、主に民主党支持者です。
ちなみに、日本のマスメディアは基本的に左寄りで、
アメリカ民主党の影響をもろに受けています。
欧米人とコミュニケーションをする上で、
事前に環境問題に対する理解を深めておくことは重要です。
なぜなら、彼ら(というか、大抵は教養のないアホ女)は金科玉条のごとく
環境問題を振りかざして正論(っぽいこと)を
主張してくることがたまにあるからです。
ときおり、日本の政策や、
日本人の環境問題に対する意識についても批判してくることもあります。
大抵は薄っぺらい知識と偽善に基づいたものですが。
実際に私も日本在住のヨーロッパ人の女性から
「日本人は環境保護に対する意識が低い」
と批判されたことが何度かあります。
その理由を聞いてみると、
「スーパーなどでプラスチックの梱包を大量に使っている」
からなのだそうです。
あまりにも表面的すぎる主張で私は言葉を失いました。
- そもそも、なぜプラスチックが環境に悪いのか
- どのようにプラスチックが生成されているか
- プラスチックにはどのような種類があるのか
- 日本近海の海洋ゴミの状況
- 日欧のリサイクルの状況の違い
- 日欧の化学メーカーの国際競争力
- 環境問題がどのように国際・国内政治に利用されているか
- 環境利権
などなど、
このようなことを把握した上で批判している人はいませんでした。
モデルや歌手、女優などアート系の女性の多くは
統計や事実に基づいて論理的に物事を考えることが苦手で
自分の経験から感情的に善悪を決めてつけてしまいがちです。
(必ずしもそれが悪いと言うつもりはありません。感受性が強いからこそ素晴らしい作品を生み出せることもあると思うので。)
彼女たちの主張のほとんどは
欧米左派メディア、ポピュリスト政治家、大企業によるプロパガンタや、
偽善インフルエンサーの発信に強く影響されています。
彼女たちは、
「自分たちは環境保護に貢献している」
という自己満足を得るため、
そして、”ファッション”として環境問題について関心を持ち、
それっぽい意見を言っています。
他者へのマウンティングに活用する人たちもいます。
日本人に対して、「環境意識が低い」と批判するのであれば
どれほどその外国人女性たちが日本の環境保護に貢献しているのだろうか?と
疑問に思い、具体的な活動内容を聞いてみたことがあります。
「では、ゴミ拾いなどの地域のボランティア活動をしたことがあるのか?」
という質問に対して、
「一度も参加したことはない。
そのようなボランティア活動を調べてみたが、見つからなかった。
そのかわり、道にゴミが落ちていたら拾うようにしている。」
と答えた女性がいて呆れてしまいました。
まず、東京にはゴミ拾いのボランティア活動をやっている団体がいくらでもあり、
それぞれ参加者を募集しているので簡単に参加できます。
それほど環境意識が高いのであれば、ちょっと調べればすぐに見つけられるはずです。
私がネットで検索したら1分以内に多くの団体・イベントを見つけることができました。
実際、そのような活動に参加している私の友人のヨーロッパ人の女性モデルもいます。
その女性の場合、単に環境問題について調べたり意見を言うだけでなく、
仕事のない日にボランティア活動に参加し、東京の街の環境保全に貢献してくれていて素晴らしいと思います。
このような立派な欧米人もたくさんおり、
私は彼女たちのことは尊敬しています。
私が軽蔑しているのは、
自分自身は環境保護にまったく貢献していないにも関わらず、
薄っぺらい考えで日本人の環境意識を批判している偽善的な人間です。
こういうアホな白人に対しては日本人としてはっきりと主張すべきたと思います。
彼女たちは大抵の場合、ファッション感覚で環境問題について意見を言っているだけで、
本質的なことは何も分かっていません。
マスメディアや大企業、政府によるプロパガンダを鵜呑みにしているだけなのです。
(プロパガンダについてこれらの記事も参考にしてください)


困ったことに、日本人の中にも、そうした西欧や米西海岸の意識高い系の
自称環境保護活動家の影響を受けて、同じ日本人を批判している人たちがいます。
したたかに、ビジネス的な理由からポジショントークとして
「サステイナビリティ」だとか「SDGs」みたいな言葉を使っているなら
まだマシですが、ビジネス関係なく、
普段から本気でこれらの言葉を使っているなら正真正銘のアホなので救いようがないです。
(私からすれば、バカ発見器のような役割を果たしているので、
関わってはいけない人間を見極めるために好都合ではあります)
環境問題に対して日本人を批判してくる
偽善的な欧米人に対しては、
徹底的に論破すれば良いと思います。
女性だからと言って遠慮する必要ありません。
私も過去に何度か経験がありますが、
そういう欧米人に対しては激詰めして何も言わせないようにしました。
「そのように論破したら関係が悪くなるのでは?」
と心配する必要はありません。
大抵の場合、彼女たちは自身の浅はかさに気づき、
関係が悪くなるどころか以前よりも尊敬されて、
私の言うことをちゃんと聞くようになりました。
そして、私の前では環境問題について
一切、口にすることがなくなりましたw
多くの日本人がやってしまいがちなのは、
「そうだよね、たしかに。ハハハ。」
と、ヘラヘラしてごまかすことです。
このような態度では完全に舐められてしまい、
これまで以上に調子に乗ってしまいます。
日本では、できるだけ衝突を避け、穏便にすませるのが
大人の対応だという意識がありますが、
アホな欧米人には通用しません。
はっきりと日本人の立場から主張を貫くべきです。
もし仮に、関係が悪くなったとしても、
一方的に薄っぺらい論拠で批判されたままで
黙っているよりもマシだと思います。
具体的に、日本人の立場としてどのように主張すれば良いか、
普段はもちろん口頭で伝えていますが、
過去に私がとある欧米人女性に送ったメッセージが残っていたので紹介します。
原文を若干修正していますが、論旨は同じです。
後ろに日本語の意訳もつけているので参考にしてください。
I didn’t want to spend my time discussing environmental issues with you, so I didn’t tell you a lot. But now, I think I need to share my opinion. This might help you understand how some Japanese people think if you are interested.
I believe there are four structural problems outlined below:1.
Developed countries’ governments, especially European countries, exploit environmental problems for political and diplomatic purposes against developing countries to maintain dominant influence in international politics. They have been losing industrial competitiveness to the U.S., East Asian countries (Japan, South Korea, Taiwan, China), etc. They conveniently omit acknowledging their own contribution to global environmental destruction since the industrial revolution. (Japan needed industrialization to avoid colonization by European countries in the 19th century. In fact, most other Asian countries were invaded, colonized, and exploited by the European powers during this era.) They disregard the struggles of businesses in developing countries due to policies imposed by developed countries. (This is one reason why some Japanese people find it difficult to empathize with European policies on environmental issues.) Furthermore, they have created emissions trading, which I consider a flawed policy. Domestically, populist politicians exploit environmental problems to garner votes from uninformed voters lacking scientific backgrounds.2.
Environment-related businesses in developed countries lobby their governments and receive support in the form of subsidies, regulations, or laws to maintain their superior position. They profit from environmentally conscious consumers who favor trendy terms such as “sustainability,” “SDGs,” etc. These businesses advertise their products, and scientifically illiterate consumers easily believe propaganda, such as “plastic is bad, paper is okay” (which is overly simplistic). These consumers satisfy themselves by thinking they are environmentally friendly, while enjoying urban lifestyles heavily reliant on technology and rarely participating in volunteer activities. They fail to notice the contradictions and hypocrisy. These businesses’ marketers excel at promoting consumer narcissism, and some self-appointed environmentalists blame others, leading to further conflict and potential discrimination.3.
Mass media unnecessarily promote a sense of fear among audiences regarding environmental destruction, global warming, climate change, etc. Their aim is to attract larger audiences, sell newspapers, magazines, books, and secure advertisements from businesses. They are commercial enterprises, not non-profit organizations. They are adept at marketing, utilizing impactful images (sometimes fake) and persuasive copywriting. In pursuit of profit, they may even publish fake news. You can verify this through historical evidence. Numerous audiences have been easily influenced by mass media’s brainwashing tactics.4.
Government-supported scholars only produce scientific papers that align with their governments’ policies. Independent scholars who propose hypotheses that challenge the relationship between global warming and CO2 emissions face persecution by governments. Consequently, the general public finds it challenging to access inconvenient truths.In my opinion, these structural problems are far more serious than the plastic issue. Thank you.
あなたと環境問題について議論するために私の時間を使いたくなかったので、これまであまり話さなかったのですが、今は自分の意見を伝える必要があると思います。これは、日本人の一部の人たちの考え方を理解するのに役立つかもしれません。以下に4つの構造的な問題を述べますので興味があれば読んでください。
1.
先進国の政府(特にヨーロッパ諸国)は、国際政治における優位な影響力を維持するために、途上国に対して政治や外交の利点のために環境問題を利用しています。彼らはアメリカや東アジア諸国(日本、韓国、台湾、中国)などに対して産業競争力を失っています。そして彼らは、産業革命以来、世界中で環境を破壊してきたことについては触れません。19世紀には、日本はヨーロッパ諸国に植民地化されることを避けるために工業化が必要でした。実際、この時代にはほとんどの他のアジア諸国がヨーロッパ列強に侵略され、植民地化され、搾取されました。彼らは途上国の企業が先進国の政策に苦しんでいることを無視しています。これは、一部の日本人が欧州の環境政策に共感しにくい理由の一つでもあります。また、彼らは巨大な市場を持つ排出権取引を作り出しました。(私はこれを愚かな政策だと考えています。)国内では、科学的なバックグラウンドを持たない無知な有権者からの票を得るために、ポピュリストの政治家たちは環境問題を取り上げています。
2.
先進国の環境関連企業は、自らの優位な立場を維持するために政府にロビー活動を行い、補助金や規制、法律の形で支援を受けています。彼らは「持続可能性(サステイナビリティ)」や「SDGs」などの流行りの言葉に魅了される環境意識の高い消費者から利益を得ています。これらの企業は自社製品を広告し、科学的な素養のない消費者は「プラスチックは悪い、紙は大丈夫」といったプロパガンダを簡単に信じてしまいます(これは極端に単純化された考えです)。これらの消費者は都市生活に依存し、テクノロジーに頼った生活を楽しみながら、自分自身を環境に優しい存在と思い込んでいますが、ゴミ拾いなどのボランティア活動には参加せず、その矛盾や偽善に気付きません。これらの企業のマーケターは消費者のナルシシズムを促進することに優れており、一部の自称環境保護論者は他者を非難し、さらなる対立や差別を引き起こしています。
3.
マスメディアは環境破壊や地球温暖化、気候変動などに関して、大衆に対して不必要な恐怖感を煽り立てます。その目的は、より多くの視聴者を獲得し、新聞や雑誌、書籍を売り、企業から広告を確保することです。彼らは営利企業であり、非営利団体ではありません。彼らはインパクトのある映像(時には偽物)やコピーライティングを利用したマーケティングに長けています。利益を追求するために、彼らはフェイクニュースさえ発信することがあります。それは歴史的な証拠を通じて確認することができます。一般大衆はマスメディアの洗脳戦略に簡単に影響を受けています。
4.
御用学者たちは、自国の政府の政策に沿った科学的な論文のみを発表します。もし学者が地球温暖化とCO2排出の関係に疑問を投げかける仮説を提示しようものなら、政府からの迫害に直面します。その結果、一般大衆は不都合な真実にアクセスすることが難しい状況になっています。
これらの構造的な問題はプラスチック問題のような表面的な問題よりもはるかに深刻だと思います。ありがとうございました。
少し、辛辣な書き方をしていますが、
私が本当に伝えたいことは、
環境問題について日本人を批判してくる欧米人を憎むべし、
ということではありません。
なぜなら、彼ら彼女らは環境プロパガンダに洗脳された犠牲者なのですから。
問題視すべきなのは、上記で説明した構造において、
無知な大衆を扇動し、自分たちの都合の良いように環境問題を利用している人たちです。
それでは今回は以上です。
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